今年の天候は、不安定で、春が感じられないまま、梅雨になっていきそうなこの頃です。
天候が不安定、しかも、社会を見ても、政治の迷走や、経済の行き詰まりや停滞などあまり好材料は見込めません。長い不況が続いています。
こんな世相を反映してか、私達の心も内向きになっていきそうです。
連休明けに、「うつ」で悩む人が増加、経済的に苦しみながら、増える自殺、なかなか就職が決まらず、増加している失業者など。直接の当事者にならなくても、影響を受け、なんとなく、落ち込んでしまう、あるいは、意気消沈してしまうといった世相が蔓延していそうです。
しかも、人は、いちばん、人からの影響を受けやすいのです。いわゆる、連鎖という状況になりがちなのです。景気が冷え込むと、消費もなかなか上がらず、マイナスの材料ばかりが頭に浮かび負の連鎖の悪循環に陥ってしまいがちなのです。
何が起きているのでしょう?人は、意気消沈しているときは、必ず、どうしたらよいんだろうと考えがちなのです。試行錯誤が続きます。以前だったら、うまくいっていたことが、何故だかうまくいかない。同じ様な態度で、同じ様に笑顔で接しているのに、販売成績が上がらないと嘆いている販売員も多いのではないでしょうか。ここで、「ああ今日もダメかも」と思ってしまったら、あなたの思考はマイナスの影響を、もろ、受けています。思考がマイナスに変わっていくと、まわりの人にも、それがつたわり、感じ取ってしまうという事なのです。
つまり、自分自身の心の周波数がマイナスに片寄ると、人もそれを微妙に感じ取り、相手の気持もなかなかプラスにはなれない、という事なのです。
わかりやすいでしょう?
では何が必要なのでしょう?あなた自身がいかに心の周波数を切り替え、プラスの状態になり相手に対応していくか、ということなのです。そのためには、マイナスになりそうな自分の心の状態に気づくことですね!
一生懸命、説明していてもなかなか、お客の反応が好意的にならない。ああダメかと思っているうちは、ずっとダメでしょう。それを感じるライン上に、あなたの気持ちがのっかかっているうちは無理なのです。そのラインは、‘下り’に通じてしまうのです!どうしたら、あなたの心の状態が、プラスになっていくのでしょうね?あなたの心が切り替わるときは、どんなとき?
人は、どんな状況のときも、選択する権利を与えられているものです。みすみす、マイナスになると気がつくとそれは選択しないでしょう。問題は、いかにうまく、自分自身で選択権をプラスに行使するかということです。
実は、世界は、そんなあなたの選択するものに呼応してくれるのです。マイナスのときは、マイナスに、プラスのときはプラスの状態に。
イスラム教を始めたマホメットは、ある日、民衆に向かって「あの山を動かしてみせよう!」といって山に向かって対峙した。ところがいくら時間がたっても、山はびくともしない。民衆がざわめき出した頃、マホメットは「山は、こちらに来たくないらしい、私から行くとしよう」といって歩き出した。どんなときにも、動じない‘山’のような大きさと思考の柔軟性を民衆も感じ入った、という次第。
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